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終演
| 2014/07/13
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老獪(ろうかい)…いろいろ経験を積んでいて、悪賢いこと。また、そのさま。老猾(ろうかつ)。
今の生徒達に聞くと 「FIFAワールドカップ」というものに初めて出会ったのは 多くは2002年の日韓大会だという。 現在,生徒の年齢が最高でも18歳であり日韓大会は12年前のことだからそうなるだろう。
自分がワールドカップを初めて見たのは28年前の1986年メキシコ大会。 当時,中学校1年生で「5人抜き」はそんなに簡単にはできないから イタリア戦で王様が決めた絶妙なシュートを真似たりしていた。 他にもシーフォやラウドロップみたいな渋面も好きだった。 幼心にもの凄く興奮したし,今ではこんなこと言ったら馬鹿にしかされんが 「VHSのテープがすり切れるくらい」巻き戻して何度も繰り返し見ていた。
それからイタリア,アメリカ,フランス,日韓,ドイツ,南アフリカ…長い年月を経て 優勝国には約35億6千万円,準優勝国には約25億5千万円が支払われる 今回のThe FINALは奇しくもArgentine vs Germany。 24年ぶりの決勝進出に沸き上がるアルゼンチン人を見ていたら 当時,大会に影も形も無かった日本代表が出ているんだから 28年経って少々デキ=結果が悪かったからといって 「悔しさ」は別として,悲観することなんて何もないとも思ってしまう。 世界なんやぞと。
下馬評はGermany圧倒的。
緻密で先進的な戦略と個の強さに裏打ちされたGermanyの時間を堪能しつつ それを永遠の憧れLa Selección (Albicelestes=白と空色)が SemiFINALオランダ戦で見せたようにしたたかに仕留め切るのを見てみたい。
13歳の時の様な瑞々しさと,Footballの深淵さを感じられるといいなと思う。
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