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2009/10/20
セイザンでは、「判断を育てる」ことに重点を置いていると話しましたが、それに関するエピソードを何回か紹介します。

何年か前、U12のチームでの試合のことです。ゲームメーカーA君がフォワードB君に出すボールが全て「オフサイド」になるのです。

対戦チームは「オフサイド・トラップ(オフサイドにする罠)」をかけてきました。

A君はB君に「なんでオフサイドになるんか!」と試合中もハーフタイムも怒っていました。

A君はオフサイドになるB君だけが悪いと思っているのです。

ハーフタイムで、私はA君に「オフサイドの判定はA君がボール蹴る瞬間だから、B君も悪いけど、A君にも責任があるよ。どうすればいいか考えてごらん。」と伝えました。

A君はかなりサッカーのできる選手でしたが、

これ以降、簡単に味方をけなすことはしなくなりました。常に出す側と受ける側があること、チームの失敗には常に自分がからんでいることを知ったと思います。

また、A君なりに一生懸命考えて、プレーし、B君や他のチームメイトに指示もしていました。

私からチーム全体にヒントも与えていきましたが、このチームに対して徐々にオフサイドにかからずに突破するシーンも増えていきました。

春先にはこのチームに完敗していましたが、年度末には勝つ試合もでてきました。

本当に粘り強い時間が必要です。でもそこに「考える」が存在しないと、決して成長しません。