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広島カープの歴史 その3
| 2008/03/20
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しかし、1990年代後半にチームの成績が低迷し始めると様々な問題が起こった。まず、観客動員が低迷した。さらに、古い体制のままの球団経営体制のままだったので、地域密着型のファンサービスが行き届かなかった。 さらに、巨人頼みの経営体制などの野球界全体の問題、プロ野球離れや娯楽の多様化などの社会状況の問題も絡みあって、経営が息詰まり、カープはだんだんとそのような存在ではなくなった。 そして、一方で入場者数が減っているのに県内のテレビ中継の視聴率が良い(2005年は12.5%で12球団中5位の数字)「カープは好きだが、球場にいかない」という今までと逆の現象が起こり始めたのである。
表1−3 2005年球団本拠地エリアでの年間平均世帯視聴率(パーセント) 球団(地区) 視聴率(%) @阪神(関西) 16.1 A楽天(東北) 16.0 Bソフトバンク(北部九州) 14.6 C中日(名古屋) 13.7 D広島(広島) 12.5 ビデオリサーチ調べ
そして、現在2004年に起こった球界再編問題や新球場問題で、市民や地元メディアが動きだし、現代版のたる募金が行われ、頓挫していた建設が進んでいる。 さらに球団や監督、選手のほうもファンサービスを充実させるなど動きは見せている。 それをどこまで私たちファンが粋に感じ、球場を盛り上げ、さらに自分たちがカープのために動いていくということが、これからのカープにとってますます大切になってくることは間違いない。 |
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