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映画「愛が降る 球場物語」について
| 2008/04/22
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今回は今夏に撮影が予定されている広島市民球場を題材とした1本の映画について書かせていただきたい。 まずは映画のストーリのご紹介をしよう。 (愛が降る球場物語HPより ) 瀬戸内に面した小さな町の小高い丘の中腹にその刑務所は存在する。 その一角に設けられた通称「PZ収容棟」 受刑者の平均年齢72歳。最高齢86歳。いわば人生最後の収容棟である。 戦前・戦中・戦後の激動の奔流に、生きることが不器用ゆえに道を逸れた者たち。 もはや社会での行き場所を失ってしまったかれらの唯一の楽しみは 数時間許されるテレビのカープ中継だった。
原爆の焦土に産声を上げた広島カープは人生の吹き溜まりに掃き寄せられた彼らにも 人としての尊厳をかろうじて保たせる心の支えであった。 些細なできごとに喜怒哀楽のかすかなともし火を保つだけの彼らの前に ある日、主人公の沢木清造(72)がやってくる。 彼もまた凄惨な過去の呪縛に人生を翻弄された者の一人だった。 この沢木との出会いによって老囚人たちは初めて人として生きることの意味を問い始める。 一方、人としての尊厳と慈しみをもって彼らを更生の道へ導かんとする刑務官・森島寛治
ある日、塀の外に出られぬまま一人の老人が死んだ。 カープを愛し市民球場への夢をいつも膨らませていた。 その一人の老人の死をきっかけに、老囚人たちは戦後60年にして初めて 封印した心の闇を解き放ち始める・・・ |
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