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U14 TRM アルコバレーノ
| 2018/05/03
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U14の新体制になってからは初めての対外試合でした!! しかし、日程や天候の関係で日曜日から一切トレーニングしていない中での試合でした。選手個々のコンディショニング能力を見れたと思います。 体調不良での欠席が多かったり、試合中の動きの鈍さで、(あぁ、練習が無かった時に何もしてなかったなぁこれは・・・)と思うような選手が多々見えました。
良くも悪くも経験かと思います。
試合内容としては、4月のトレーニングテーマである「ゾーンディフェンス」をようやくゲームで試せるので、個人的にはとても楽しみにしておりました。
ジュニア年代から今までやってきた「人(相手)」にマークについて管理するのではなく、まずボールの位置から立つ場所を決め、味方との距離感を常に一定に保ちながら「スペースを管理」するゾーンディフェンス。
練習開始当初は少し難しいかなとも思っていましたが、理解速度に個人差はあるものの、徐々にチームに浸透していく様子はとても面白いものでした。
ゾーンディフェンスの基礎はある程度理解したうえで、試合での応用の出来を評価すると、全体ではまだ65点ぐらいだと感じました。
まだまだ各局面でのポジショニングが把握できておらず、ピッチ上で迷子になる場面がチラホラ。1stディフェンダーに行くも、カバーシャドーが出来ておらず、脇を通され無意味なアプローチになったり、2ndの選手が相手の横パスを狙いすぎてポジションが前前になり、空いたスペースに斜めに入れられたり、サイドを変えられたときの4−4ブロックのスライドが遅かったり、選手間の距離が離れすぎてスペースを作ってしまったりと、まだまだ戦術的未熟さが見えます。
しかしその未熟さを差し引きしても、ポジショニングの間違いがチームで無かった場面では相手とボールの動きを思い通りに誘導することが出来ていましたし、敢えて引いて相手の背後にスペースを作っておいてから、奪って即カウンターという戦術的な攻撃で3点取ることも出来ました。
まだまだ満足できるレベルではありませんが、トレーニング期間から考えると納得のできる成果が表れたと感じています。 (選手たちも肌で感じていれば良いのですが・・)
ゾーンディフェンスは日本代表の選手ですらあまり理解出来ていないのが日本の現状です。 なかなか日本サッカーに浸透していない「弱者の戦い方」をこの年代でまず出来るようになることは世界を意識するうえでとても大切だと思います。
この上にオフェンス時のポジショナルプレーなどを積み上げていけば、大きく成長できると確信しています。
このまま積み上げていきましょう!!
試合をして下さったアルコバレーノの皆様、ありがとうございました!
以下試合結果
1試合目 3−0 ○ 広畑×2(田原、小原)、小原(下江)
2試合目 1−0 ○ 藤井(原園)
3試合目 0−2 ●
4試合目 1−1 △ 小原(下宮)
5試合目 0−0 △
TOTAL 5−3 |
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