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U14 YL3部 vs九嶺FC
| 2018/10/14
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またまた台風で順延してしまったため、前節から約1か月空いてのユースリーグとなりました。
今節はゲームモデルは特に設定せず、今までやって積み上げてきたことの中からゲームの状況に応じて必要なことを選択していくように選手に任せました。 (今思うとまずここがミスの始まりでした…)
選手たちの士気も高かったため、心のどこかで(これは大丈夫だろう)と思ってしまっていたのだと思います。 相手のインテンシティが低かった立ち上がりに幸先よく、そして苦労せず2点先取したことにより3点目4点目を目指す前線の選手と、リードしているので手堅くゲームを進めたい後ろの選手とで心理的な差異が生まれていました。それにプラスで2点リードが悪い意味で余裕を作ってしまい、 ゲームそのものが緩くなってしまいました。そうならないように「相手に合わせず厳しくやれ!」と後ろの選手から指示は飛んでいましたが、結果として実らず。 先のことを考えて選手に任せてみようとした結果丸投げにしてしまったこちら側のミスでした。その緩くなった時間帯に中盤でのボールロストから失点。「2点リードが一番危険」というのは2−0から2−1になった瞬間にあります。1点差に迫られたリードしているチームの選手の心理が大きくズレていくからです。守備陣は一旦凌いで自分たちの時間帯を待ちたくなるのですが、攻撃陣は突き放そうと3点目をとりに前掛かりになってしまい、3ラインが間延びして中盤がスペースだらけになってしまう現象が起こります。このゲームもまさにそれで、ハーフタイムに”3点目を取ることが優先”と意思統一をさせたつもりが、後半はちぐはぐで噛み合わないプレーが連発し、そんな時間を相手が見逃してくれるわけもなく、3失点目を喫し逆転されました。
結果としてPKをとって同点で終了したのですが、僕はこのゲームでは勝ち点1よりも大事なことを得られたのではないかと思っています。 ゲーム後に選手たちに伝えたのは「No pain,No gain」、「痛みを伴わない教訓に意味はない」という言葉です。 この2つは個人的にとても好きな言葉で、「2点リードは危険」という先人たちから受け継がれる教訓も、結局のところ自らがその危険性を身をもって経験しなければ教訓たり得ないということです。これは今後サッカーを続けていく中でとても重要な経験だと思います。
今日のゲームで選手たちの中に何が残ったのか、今後のプレーや立ち振る舞いに表れると期待しています。
試合をして下さった九嶺FCの皆様、ありがとうございました。
試合結果 3−3 得点者:広畑×2(丸木、下江)、下江(PEN) |
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