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U14 YL3部 vs 高陽2
| 2018/11/04
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いよいよ18シーズンのユースリーグ最終節! 後期は豪雨や台風で流れに流れたりしてようやくの最終節となりました。 リーグ戦などの公式戦に対する選手たちのモチベーションは2部昇格へのチャンスも消滅し、形としては消化試合ではあったこの試合でも関係なく、昇格を目指していたころと何ら差はありませんでした。大人側が付加価値をつけて外発的な動機付けをしてあげなくても、選手たちはゲームに対する内発的動機付けはあるのだなと感じました。
しかしゲームの入りはプレースピードが緩く、判断も遅かったために高いエリアからの相手のプレスに気圧されるかたちの立ち上がりとなりました。 ロングボールを蹴って逃げてしまえばそれで済んだのですが、そういった確率の低いプレーに逃げるのではなくボールの支配権を相手に譲らずにシュートまでもっていくことをトレーニングとしてやってきていたので、前から来ている相手に対して空いたスペースにポジショニングしている選手までどうやって繋げるか、の前半でした。 そこに問題があったことは選手たちも把握していたようですが、問題を修正する意志が弱く、選手同士でのコミュニケーションをしないまま時間が過ぎていきました。 前日のTRMである程度出来る事は分かっており、この日の問題は戦術的なそれよりも意志や気迫の弱さにありました。 失点シーンもそんな内側からの緩みが繋がってしまったのかもしれません。
本気で勝ちたいと思っているか 今のプレーで勝てると思っているのか 相手の方が気迫も運動量も勝っているのに、それで勝てるのか
個人的に根性論や精神論は好きではありませんがあきらかにそこに問題があったので強く伝えました。
後半は相手のメンバーチェンジもありましたがボールは渡してもゲームのイニシアチブは譲らず、常にこちらの主導でゲームを進めることは出来ました。 1点目はシンプルな個人の質でのゴラッソでしたが、終了間際の2点目のゴールは色んな分岐点があった面白いゴールでした。
まず相手のFKをちゃんと味方に弾いたこと、次にそこで倒れそうになっても粘って倒れなかったこと、上下動の激しかった右SBがその時間帯でも前線まで走ってプラス良いクロスを上げれたこと、ボックス内にニアとファーでしっかりと2枚入っていたこと、競り勝てたこと、フィニッシャーの3枚目が入ってこれたこと
どれか1つでも欠けていれば成し得なかった得点でした。これまでのゴールで最も良いゴールだったと思います。
チームとしては良い状態になっていく途中の段階だと感じていますが、選手個々の意識や精神面での安定性が良くも悪くも出てくる時期です。
そこの問題をクリアし、開幕するU14クラブユース選手権に良い状態で臨みたいと思います。
試合をして頂いた高陽の皆様、ありがとうございました!
試合結果
vs 高陽2 2−1
得点者:田原、江川(田原)
MOM:田原大輔 |
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