|
U14 CY vs五日市FC
| 2018/12/01
|
---|
U14クラブユース選手権グループリーグの第3節
開幕2戦は勝利でスタートしたものの2試合共に不安の残る内容であったため、この辺りで内容の締まったゲームをして気を引き締めたいところでした。 キックオフ前から相手選手との体格差が不安要素としてありました。攻撃の局面で剥がし切れるか、守備の局面で凌ぎきれるか。そんなゲームになる予想でした。 総括としては、仕留め切れなかったゲームでした。前半はゾーン1ゾーン2のビルドアップと前進のところでバタついたシーンはありましたが、試合を通してボールの出口を作って逃がして前進させる後ろからの作りは良かったと思います。両CBは及第点以上の働きでした。決め切れなかった問題としては前線5枚のポジショニングとスページングにありました。 ビルドアップ時には相手より優位な場所を取るポジショナルプレーが出来ており、その結果ボールを逃がせて前進させることが出来ていました。しかしゾーン3のアタッキングサードではポジショニングに秩序を失ってしまい、カオスの中での攻撃となっていました。唯一相手陣地のポケットに進入出来たシーンがこのゲームでの一番のビッグチャンスでしたが、60分通して狙っているエリアに進入出来た回数が1回というのはゲームに勝つにはあまりにも少ない数字でした。 相手選手のハードワークもあって、ゴールから遠いエリアに押し出される形の攻撃となっていました。サイドバックが効果的なオーバーラップが出来ず、クロスを上げられたとしてもワイドのレーンからでゴールまでの距離が遠く得点のチャンスにはなりませんでした。サイドバックはワイドレーンではなくハーフスペースに進入出来る様な状況を作らなければいけません。
改善点として、相手陣地でのセットオフェンス時に両翼がタッチラインを踏むぐらい幅を取り、相手ディフェンスラインの選手と選手との間を広げてそこへ後ろからランニングで枚数を増やしていく攻撃が出来れば良かったのですが、ゲームでは必要な選手間の幅と段が作れておらず、攻略に必要なスペースをなかなか空けられないシーンが目立ちました。 オーバーロード(過負荷)と呼ばれるワンサイドに人数を必要以上に集め、相手も密集してきたところでその逆サイドのウイングをアイソレーション(分離)させて素早くボールを送り1×1で勝負させる等、攻撃に2つの意味での幅が必要なゲームでした。
トレーニングで改善し、グループ突破できるように準備していきたいと思います。
五日市FCの皆様、ありがとうございました!
試合結果
0−0 MOM:荒金悠人 |
|