監督の部屋

日本のサッカー文化
心が導く
監督のコラム サッカーとハート  
リーグを終え入れ替え戦を前に



日本のサッカー文化
2010/05/24
 日本のサッカー中継を見ていると画面左上に○○チーム 1−2 △△チーム  といったテロップが出る。試合の状況を知らせるものだ。しかしよく見ると後半になると △△チーム 2−1 ○○チーム と右左が入れ替わっている。おそらく右・左の攻めている方向に合わせてわかりやすくするために入れ替えているのだろう。
 しかしヨーロッパや南米ではホーム&アウェーの概念がしっかり根付きどちらがこの試合ではホームチームなのかという事がとても重要な要素になっているためテロップにおいて入れ替えることはしない。常に左側(先に読み上げる方)がホームなのだ。
 だから先に読み上げる=ホームチームであり、そのホームチームが負けていたら1‐2(いちにい)と読み上げる。つまり同じチームのサポーター同士で『今頃アウェイで戦っているなあ、スコアはどうやったんやろ?』と仲間で話したとき『2−1や』と聞けば負けたという事がすぐわかるということだ。なぜなら2は先に読み上げるからホームチームのスコアになるからだ。

 河村女子監督が女子チームの試合結果報告で0−2で勝ち・・・と記載しているのは立命館大のアウェイに行って勝ったからこういう表記になるのだ。

 もうすぐワールドカップ。ホームチームは南アフリカだけになるのだが、他国同士の対戦でも必ずどちらかがホームチーム扱いになっているからテロップを見てみよう。面白い事が解ると思う。

あ〜 眠れない日が続く!