活動指針

 指導コンセプト
  〜 セイザンではこんな指導をします 〜

1.サッカーの楽しさを教えます



2.クリエイティブでたくましい選手の育成



3.「判断」に働きかける指導をします



4.実践的なトレーニングをします



5.「ほめる」指導をします



6.「豊かな人間性の育成」をします
 育成コンセプト 〜 一貫指導の重要性 〜
  〜 一貫指導の重要性 〜

 子供たちの発育発達の過程に合わせて、適切な時期に最も適切な課題を子供たちに与えていくことが、正しい指導といえます。
 自立期まで「育てること」に視点を置いて指導することが、世界に通用する選手の育成へとつながっていきます。
 一方で、生活をたのしむためのスポーツも非常に重要であると考えています。
 将来のJリーガーや代表選手を育てることはもちろん、このような過程で子供たちを育てることは、将来にわたってサッカーを愛し続ける選手を育てることにもつながっていくのです。
 つまりは、相反する問題ではなく、「一貫指導」という考え方を指導者が理解することで、解決されるものなのです。
 目先の勝利にとらわれず、魅力的なサッカーを伝えることが、子供たち一人一人の可能性を広げていくことにつながります。
 そして、選手一人一人の個性に目を向けた中で、その年代にあった段階的な部分目標を設定し、その年代に適した環境を提供すること。
 それが魅力的なサッカーに出会うこととなり、生涯を通じてサッカーが好きである基盤を作ってあげることになります。
 育成の評価はなかなかすぐに結果として現れません。
 プロ選手になり、頂点を極めるのは一握りの選手です。
 そういった選手を育てることが指導者の評価であることは間違いありません しかし、それだけでしょうか。
 関わった子供たちがサッカーを続けること自体が、我々指導者の評価に値するのではないでしょうか。

 
 
 育成コンセプト 〜 育成年代の価値観 〜
 〜 育成年代の価値観 〜

 育成年代で、勝つことと育てることは、必ずしも一致しません。
 ユース年代における目標は、子どもの最終的な成長です。
 子どもはゲームや試合が大好きです。
 勝ったらうれしいし、負けたら悔しい、その気持ちがなかったら意味がありません。
 それは子どもたちにとって大いにモチベーションとなり、成長するための推進力となります。
 身につけた技術を発揮してみて成功経験を重ねるところ、失敗したら工夫してうまくいくように次にまたトライしてみるところ。 
 ゲームや試合は子どもたちの成長にとって非常に有効なものです。
 しかし、それを大人のモチベーションにしてしまってはいけません。
 個々の子どもたちを最大限伸ばすこと、選手育成の重要な一時期を預かることを、モチベーションとし、誇りにしていきたいと思います。
 育成コンセプト 〜世界に通用する選手の育成〜
サッカーをしている子どもたちに「将来の夢は?」と聞くと、「Jリーガーになりたい」「中田選手や小野選手のようになりたい」と多くの者が答えます。
 コーチという言葉は、もともと目的地まで人を運ぶという語源からその名がついたといわれています。
 我々の仕事は、その多くの子どもたちが抱いている「夢」をかなえてあげる役割を担っているのです。
 タレントはどこにでもいるのです 単にそれを見逃したり、うまく育てられなかったりしているだけなのです。
 今まで見過ごしていたものに目を向け、それを世界基準で育成する事 長期的視野に立って適切に育てること ドロップアウトさせないこと そしてそのための育成の価値観・考え方をしっかり持つことが重要です。
 もちろん、すべての子どもが代表選手になれるわけではありません しかし一人一人の子どもたちに夢を持たせ、その夢に向かって育成しててくことはできます。
 それはサッカーのレベルアップはもちろんのこと、判断力、論理的思考能力、コミュニケーション能力、自己責任、誇りといった、人としての資質やメンタル面も含めた世界基準を目指した育成です。
 育成コンセプト 〜 個性を輝かせる基本の重要性 〜 
「基本ばかりを強調するから個性が育たない、最近は個性のない選手が増えた」という意見が聞かれます。
 しかし「基本」と「個性」は相反する概念ではありません。
 せっかくの個性も、基本がしっかりしていなければ実践の中で有効に発揮できません 個性を輝かせるためにこそ基本があるのです。
 実際、ある面で突出した能力がある選手ほど、それに頼り、あるいはそれですんでしまうため、かえって基本的なことが身につきにくいという面もあります。日常的に厳しい環境の中で激しくプレーしていないと、悪い習慣として身についてしまう危険性のある部分です。
 そうなってしまうと、どれだけ突出した能力を持っていても、結局は高いレペルで通用しない選手で終わってしまうのです。
 そうならないように注意をして、突出した個性を発揮し輝かせるためにこそ、基本をしっかり身につけさせます。