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サッカーコートの広さ
| 2014/06/07
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★フィールドの大きさ
FIFAによって、FIFAワールドカップ、オリンピックにおけるサッカー競技、FIFAワールドユースなどの世界選手権大会でのフィールドの大きさは、105m×68mと規定されている。 日本サッカー協会でも、日本国内における国際大会、Jリーグ、国民体育大会等ではフィールドの大きさを105m×68mと規定している。
タッチラインはゴールラインより長くなければならない。 長さ(タッチラインの長さ) 最小 90m 最大 120m 幅(ゴールラインの長さ) 最小 45m 最大 90m ただし国際大会では以下の通りとする。 長さ 最小 100m 最大 110m 幅 最小 64m最大75m
★マーキング
フィールドはラインによってマーキングされる。 ラインの太さは12cmを越えてはならない。 フィールドをハーフウェーライン(センターライン)で半分に分ける。 ハーフウェーラインの中央にセンターマークを置き、これを中心点として半径9.15mのセンターサークルを設定する。
★ゴールエリア
ゴールエリアをフィールドの両サイドに設置する。 ゴールライン上にゴールポストの内側から両端、5.5mの所にポイントを設置する。 この2つポイントからゴールラインに対して直角な5.5mの長さの直線を引く。 この直線の先端同士をゴールラインに平行になるように直線で結ぶ。これによって区画されたエリアがゴールエリアとなる。
★ペナルティーエリア
ペナルティーエリアをフィールドの両サイドに設置する。 ゴールライン上にゴールポストの内側から両端16.5mの所にポイントを設置する。 この2つのポイントからゴールラインに対して直角な16.5mの長さの直線を引く。 この直線の先端同士をゴールラインに平行になるように直線で結ぶ。 これによって区画されたエリアがペナルティーエリアとなる。
両サイドのペナルティーエリア内にゴールポストの中央から11m離れた地点にペナルティーマークを設置する。 ペナルティーマークは2つのゴールポストから等距離でなくてはならない。
それぞれのペナルティーマークを中心とする半径9.15mの孤をペナルティーエリアの外に設定する。 これがペナルティーアークである。
★フラッグポスト
各コーナーには旗の付いた先の尖っていない、1.5m以上の高さを持ったフラッグポストを設置する。
★コーナーアーク
各コーナーのフラッグポストから、半径1mの四分の一円弧をフィールド内に設定する。これがコーナーアークである。
★ゴール
ゴールは2本の直立したポストと、その頂点を結ぶ水平なクロスバーからなる。 2本のポストとこれに最も近いフラッグポストの間の距離は等距離とする。 2本のポストの間隔は7.32m(8yds)とし、クロスバーと地面の間隔は2.44m(8ft)とする。
ゴールポストとクロスバーの厚さは同じとし、12cm(5ins)以下とする。色は白でなければならない。
★テクニカルエリア
フィールド外になるが、国際サッカー評議会の決定により、これ以外にテクニカルエリアが設定されている。
テクニカルエリアは、ベンチの両端1m、ベンチの前方にフィールドの手前1mで区画されるエリアに設定される。 このエリアはライン若しくはマーカーによって明確に規定される事が望ましいとしている。
このエリアはチームスタッフ、特に監督が指示を出すために設定されるエリアであり、指示を出した後は、速やかに元の位置に戻らなければならないと決められていた。現行ルールでは改正され、監督(必要がある場合通訳1名を加えても良い)に限りエリア内でならピッチに近づいた位置にとどまることが認められている。試合中、チームスタッフは基本的にこのエリアの中にとどまっていなければならない。
★イン・バウンズ(in bounds)とは、コートが定められている競技の多くで用いられる、コート内を示す用語。バウンズ(bounds)は英語で境界、制限などという意味があり、イン・バウンズは直訳すると、「境界内」となる。イン・バウンズの対義語は、アウト・オブ・バウンズ(out of bounds)。
サッカーの場合 サッカーでは、ラインはコートの一部であり、ボールが完全にラインの外に出ない限りはアウト・オブ・バウンズとはならない。 •空中であれ、ボールがラインを割った場合はアウト・オブ・バウンズとなる。 •全プレーヤーがアウト・オブ・バウンズの位置でプレーすることが可能である。 •プレーヤーの身体が完全にアウト・オブ・バウンズの位置にあっても、ボールがアウト・オブ・バウンズでなければイン・バウンズプレーである。
◎ ここまで読めば分かりましたね!
105m×68mのサッカーコートを作る場合、ラインはどう引けば良いのでしょうか? そうです!内枠で引いて行くのが正解です。 時々メジャーの上にラインを引く人がいますが、そうするとラインの幅が12cmの場合、コート全体が12cm(6cm×2)大きくなります。 ゴールエリア・ペナルティエリアのライン引きも同様です。 ゴールポストの内側から、5.5m/16.5mの内枠でラインを引きます。 「エリアの境界線を示すラインはそのエリアの一部である」という規定になっているからです。 余談ですが「エリアの一部である」という事はライン上でのプレーはエリア内でのプレーという事になりますね。 どうしてもゴールポストの外側から測りたいのなら、12cmを差し引いて、5.38m/16.38mとなります。 コーナーアーク・センターサークルも同様です。1m/9.15mの内枠でラインを引きます。外枠で引くと1.12m/9.27mになってしまいます。 コートの大枠が出来たら、ペナルティマークを描きます。 ゴールポストの中央(ゴールラインの外枠線から)から11mの地点です。 11mの地点を中心点として半径11cm(直径22cm)の円で描きます。 ついでにペナルティマークの中心点から、9.15mのペナルティーアークを描きましょう。(これも内枠です) ハーフウェーラインの真ん中にセンターマーク(直径22cmの円)を描けは完成です!
最後に「コーナーキックを行うときに守備側競技者に離れる距離を確実に守らせるため、コーナーアークから9.15ⅿ(10ヤード)離れたフィールドの外側に、ゴールラインとタッチラインに対して直角のマークをつけることができる」=任意のマーク と規定されていますが、任意のマークの引き方はどうでしょうか?
守備側競技者がボールから離れるべき距離は10ヤードですから、 任意のマークはコーナーアークの外側から10ヤードの地点に、コーナーフラッグ側を内枠に引くのが正解です。任意のマークなので、ゴールライン・タッチラインに接しないように5cm離して30cmの白線を引きます。 コーナーフラッグの立っている所から10ヤードとすると1m短くなってしまいます。
コート造りは一人では出来ません。コードを張る人・メジャーで測る人・ラインカーで線を引く人、みんなで協力して行ないます。 お互いに共通認識を持っていないと、完璧なコートは造れません。 でも大丈夫です! ハーフウェーラインは本来コード上に描かないとコートが真半分になりません。どちらかが若干広い・・なんて事になりますが、サッカーはそこまで考えてルールが決められているのです。 「コイントスしてコートを決めて、前後半入れ替わる」実はこのシステム自体が、有利不利を無くす為に考えられた方策なのです。 コートが広い狭いなどは当たり前、聞いた話ではヨーロッパには斜めのグランドさえあるそうです! 前半は上りだったが、後半は下り・・・でも前後半で入れ替わるから公平ですよね!
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