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2009/05/13
知っておきたい始める前の基礎知識 パート3

ボールを蹴ってみよう!

 フットサルの基本中の基本といえるのが、キック 
 だけど、一言でキックといっても、いくつかの蹴り方があり、
 ボールを保持している時のシチュエーションや出したいパスの意図など、
 用途に合わせてボールの蹴り方もいろいろ変わってきます。

 正確にコントロールしたいときは足の内側で蹴るインサイドキック。
 シュートなど強いボールを蹴りたいときは足の甲を使ったインステップキック。
 かかとの部分で、自分の背後にいる味方選手にボールを出すヒールキック。

 など、ボールを当てる場所を変えることによってキックを使い分けることになります。
 どんなに上手い選手でも、誰もが最初はみんなと同じ初心者だったのです。
 上達の道は、まずボールに慣れること。そのためには、正しいキックの方法を身に付けて、
 思い通りの場所へコントロールできるように練習を繰り返すことです。
 自分の技術の習熟度に合わせて、貧欲に新しい蹴り方にもチャレンジしていきましょう。


5種類のキック

 インサイドキック
 
  特  徴・・・キックの中で、一番正確性に長けている。
  いつ使う・・・確実にパスをつなぎたいときなど。
  難 易 度・・・ボールを当てる面積が大きく比較的簡単。
 
 試合の中で最も多用するキック。足の内側にボールを当てるのでコントロールがつけやすく、
 すべてのキックの基本となります。

 @ 軸足のつま先を蹴る方向に向ける。このとき、ひざに柔軟性を持たせること。
 A 軸足のつま先がボール中心の真横にくるように踏み込む。
   蹴り足は外側に開き、内側の面をボールに向かって直角に開く。
   このとき体は開かないようにすること。蹴る方向に正対しておくこと。
 B くるぶしの下の部分にボールを当て、蹴りだす。インパクトの瞬間からボールが足から離れるまでは、
   地面と平行に足を動かす。ここまでは、しっかりボールを見る。
 C ボールを蹴った後は、顔を上げて、周囲の状況を確認する。
   蹴りだした足は止めずに、そのまま次の動きへの第一歩目にすること。

 ☆ 正確なキックをするためには、蹴り足の足首をしっかり固定すること。
   足首がフラフラしていると、うまくコントロールできません。
   ボールを蹴ることばかりに集中してしまうと体が硬くなってしまうので、
   全身をリラックスさせて、体全体が連動して動くようにすること。


 インステップキック

  特  徴・・・威力がある強いボールを蹴ることができる。
  いつ使う・・・シュートなど強いボールを蹴りたいとき。
  難 易 度・・・感覚をつかむまではコントロールが難しい。

 足の甲の部分にボールを当てる蹴り方。
 キックの中で一番威力のあるボールを蹴ることができるので、シュートの際によく使われます。
 それだけに難易度が高いので、習得までには繰り返しの練習が必須です。
 けど、ゴールを決めてヒロインになりたければ、極めましょうo(^o^)o

 @ 助走の角度は真後ろではなく、やや斜め後方から。
   遠くへ強く蹴りたいときほど、大きく腕を振り上げて上半身を上手く使うこと。
 A 軸足がボールの真横にくるように踏み込む。つま先は蹴る方向に向ける。
   蹴り足は、後ろへ引き上げる。ボールをしっかり見る。
 B 重心が後ろに傾かないようにボールをよく見て、ボールの中心を蹴る。
   このとき、軸足のひざを柔軟に使うこと。
 C 蹴り足は、足首をしっかり伸ばしあまり振り上げないように、上半身は前傾させる。

 ☆ 足の甲といっても、具体的にどの部分にボールを当てれば正確にコントロールできるのかを
   練習を重ねて自分で見つけましょう。
   そのポイントは個人差があるので、自分の感覚で探してみましょう。
   強く蹴ろうとするとボールが高く浮いてしまいやすので、できるだけ低いボールを蹴ることを意識すること。
   自分のミートポイントを常に確認しながら、力まずにリラックスすることです。


アウトサイドキック

  特  徴・・・体は正面を向いたまま横にボールが出せる。
  いつ使う・・・パスコースを読まれたくない場合などに効果。
  難 易 度・・・要領をつかめばそんなに難しくない。

 少ない動作で、相手にパスコースを悟られることなく蹴ることができるのが、アウトサイドキックです。
 足の甲の外側で蹴るので、あまり強いボールは蹴れませんが、
 正面を向いたまま横にパスをだすことができるので、
 このパス自体がフェイントの役目も果たします。

 @ ボールの後ろ側から、斜めの方向へ軸足を大きく踏みだす。
   その場所は、ボールより少し前側で、ボールから少し距離をとったところ。
 A ひざから下の部分を、体の内側から外側に向かって鋭く振り下ろす。
   敵に読まれないように、できるだけモーションを小さくすること。
 B 上体は正面を向いたまま蹴り足の足首を軽く曲げ、ボールの真横の部分を
   足の甲の外側の部分を使って、力強く押し出すようにして蹴る。
 C 蹴った後、ボールが足から離れても、足を振るのをすぐ止めず、
   しっかりと蹴り足をボールの進む方向へ伸ばし、フォロースルーを意識する。

 ☆ ボールは、足の甲より少し外側に当てます。
   軸足は、ボールに近すぎると蹴りづらくなるので、少し距離をとります。
   蹴り足は、速いリズムでボールを押し出すように蹴ります。

   横にいる味方選手にノーモーションでパスを出したいときに使うときが多いキックなので、
   主にチャンスメイクの際に用いられます。
 

 トゥキック

  特  徴・・・相手のタイミングを外したボールを蹴れる。
  いつ使う・・・シュートやパスなど、いろんな場面で使う。
  難 易 度・・・蹴り方は簡単。けど、正確性を養うにはかなり練習が必要。

 つま先の部分でボールを突くようにして蹴る方法。
 蹴り足を後ろに引くモーションが小さいので、意外性があり、
 相手のタイミングを外すボールを蹴ることができます。

 @ ボールの真後ろから助走に入る、軸足もまっすぐ後ろに振り上げる。
   上半身はリラックスさせ、ボールの中心をよく見ること。
 A 軸足は深く踏み込まずに、ボールのやや手前の位置に置く。
   蹴り足は、できるだけすばやく、コンパクトに振り下ろすことを意識する。
 B ボールの中心に狙いを定めて、つま先で突くようにして蹴る。
 C 蹴り足は、そのまままっすぐ振り上げて足の裏を見せるようにする。
   足首は曲げた状態でしっかり固定したまま、上体の重心はやや後方に残しておく。

 ☆ ボールの中心を押し出すように蹴ること。
   足の指先の1点で蹴るため中心から少しでもずれるとボールはどこへ飛んでいくかわかりません。
   足のつめの手入れをしっかりしておきましょう。(怪我防止)


 ループキック

  特  徴・・・ふわりとした浮き球を出すことができる。
  いつ使う・・・パスコースに敵がいるとき、頭上を通す。
  難 易 度・・・ボールの落下点を調整するのが難しい。

 ボールを足の甲に乗せてけるキックです。
 浮き玉とも呼ばれ、ふわりと宙を飛んで放物線を描くのが特徴です。
 このキックが使えれば、デフェンスの選手が前にいたり、
 密集でパスコースがないとき、相手の頭上を越すようにして
 パスを出すことができます。

 @ 助走はボールの真後ろから迷わずに蹴る。
 A 軸足のつま先がボールの中心にくるようにしっかり踏み込む。
   蹴り足のスイングは小さめで、軽く蹴リあげるようにします。
 B つま先をボールの底部に滑り込ませるように入れて足の甲に乗せた状態にしてからすくい上げます。
   インパクトは優しいタッチで。。。
 C 蹴り足の足首を返してスナップをきかせます。
   ひざから下を振り上げるスピードで、ボールの角度や距離を調整する。

 ☆ ボールを優しくすくうようにして、できるだけ足の甲とボールが触れている時間を長くするように蹴る。
   ひざからしたの部分を振るときの微妙な強弱でボールの落下地点までの距離を調整します。


以上 5種類のキックを簡単に解説しましたが、これ以外にも
インフロントキック・アウトフロントキックなどがあります。
また、キック以外にも頭を使うヘディングなどもあります。
このへんもまた機会があれば、解説したいと思います。


では次回は、キックと同様に、試合の中で多用する大事な
テクニックといえるのが、ボールをコントロールすること。
ボールを止める。ボールをキープする。ボールを運ぶ。
この辺を、解説したいと思います。

乞う ご期待(^-^)/