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JFAアカデミー福島に弟子入り合宿!
| 2018/03/18
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こんにちは、監督の小倉です。 私は昨年まで福島県に住んでおりました。 サッカー指導者になったきっかけは、東日本大震災・原発事故で、 JFAアカデミー福島との出会いがあったからこそでした。 2012年は毎月福島から静岡に通い、選手と過ごし、当時の福島の様子を選手に伝え、 静岡でのアカデミー生の様子を福島の関係者に伝えていました。
そして、今アンジュヴィオレBINGOには堺と今治のアカデミーに通う選手を3名受け入れております。 女子の3校ともそれぞれ地域の特性があり、活動も様々だということがこの1年でよく分かりました。
私も選手たちに「アカデミー福島の話」をするたびに、ぜひ一緒に過ごして知ってもらいたいと思っておりました。 また選手が今、乗り越えなければならない壁があったため、遠出を承知で保護者にも理解をいただき、 アカデミー福島側からも快く受け入れて下さったおかげで今回、実施することができました。
1日目は到着後、11人制の試合をしました。 入浴・夕食を一緒にさせてもらい、夕食後には交流会の中でグループ発表を経験しました。
2日目は8人制の交流戦をしました。 また、普段やっているトレーニングを選手に教えてもらいました。
そのトレーニングのいくつかは、今、BINGOの選手が新入団選手に伝えています。 私もそうしてきたように、自分が誰かから教わったことは、自分も誰かに伝えていき、自分がそこにいることに意味を持ち、 女子サッカーの世界がこれからも確立していってほしいと願っております。
今回、選手が受けた刺激はこの一年で一番大きいものであったようです。 同年代の選手との「差」をこれほどまでに感じたことがなかったのかもしれません。 この刺激が短期間で消えないように、継続していけるよう願います。
震災当時、福島で生活をしていたアカデミー生はもう全員卒校しています。 それでもいつも顔を出すと、家族のような空間を作ってくれるJFAアカデミー福島にはいつも助けられてきました。 これからも自分自身の原点回帰にはここを訪れたいと思います。
選手コメント;
私はJFAアカデミー福島とトレーニングマッチをして、自分自身で判断することやコミュニケーションをとること、 1回で指示が通ることが大切だと思いました。 遠征中に、時間にルーズなのに指示を曲げてしまいアカデミー福島さんに迷惑をかけることもありました。 なので、しっかり1回で正確に指示が通るように全員で協力したいです。
サッカー面では、2日目にac福島とBINGOと合同チームをつくり、2チームに分かれて試合を行いました。 ac福島の選手は試合中にたくさん声をかけてくれました。 私たちもしっかり試合中に声を出したり、オフザピッチでもたくさんコミュニケーションをとりたいと思いました。
この2日間、静岡まで遠かったけれど、とてもいい経験となりました。
#10 河合梛月/JFAアカデミー今治3期生 | |