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普及と強化
| 2005/02/01
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日本のサッカーは、近年著しい発展を遂げている。その源となっているのが、普及と強化の両輪である。このどちらが欠けても、日本のサッカーの発展は期待出来ない。サッカー後進国である日本が、世界のトップレベルに追い付き、追い越す為に、今後も今まで以上に力を入れていかなければならない重要課題である。 その一端を担う広島のサッカーも、当然日本のサッカーの発展の為に貢献していかなければならない。 普及については、他県に負けることなく、いや他県以上に十分にサッカー処の面目を保っていると言える。一年を通して、あちらこちらで小学生等の大会が行われ、大変頼もしい限りである。 一方で、強化については、残念ながら状況が異なる。 かつては、代表クラスや全国に通用する選手を沢山輩出し、埼玉、静岡と共にサッカー御三家と言われた広島であるが、近年はその面影がない。各カテゴリーにおいて、サンフレッチェの選手以外に全国レベルで活躍している選手が非常に少ないと言う現実がそれを物語っている。 その点、昨年から強化策の一環として始めた、広島サッカートップリーグが好評を博しており、大変喜んでいる。サンフレッチェユース、広島県大学選抜、広島国体成年男子の3チームによるリーグ戦(半年間)を行い、広島県のトップアスリートの強化に努めている。今後は、サンフレッチェユース以外の高校生にも拡大して、更なる強化に取り組んでいく予定である。 サッカー王国広島の復活の突破口になれば幸いである。
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