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インテルとミラノ
| 2005/02/24
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S級コーチの海外実地研修が迫って来た。現在、研修チームであるインテル(イタリア・ミラノ)の予備知識を頭の中に詰め込んでいる最中である。 インテルは、セリエA通算在籍年数トップである名門で、これまでセリエAはもちろんの事、CHAMPIONS LEAGUE等、数々のタイトルを手にして来た。 今シーズンは、ロベルト・マンチーニ新体制の下、スペクタクルな攻撃的サッカーを推進するとても魅力的なチームに様変わりした。世界各国からスター選手が集まり、特に、私の大好きなアルゼンチンの選手が沢山存在するのも嬉しい限りである。 ここ数年、インテルは、選手補強に大金を費やして来たが、一貫性のないチーム創りによる監督と選手の不和等、お家騒動が絶えなかった。チームのまとまりや一体感を欠き、精神的に脆いひ弱なチームと言うイメージが定着していた。しかし、今季マッシモ・モラッティ名誉会長が、長年思い続けて来たロベルト・マンチーニを監督に招聘し、大きく変貌しようとしている。 ロベルト・マンチーニは、現役時代にサンプドリア、ラツィオと在籍し、数々の偉業を達成して来た名選手である。引退後、フィオレンティーナ、ラツィオを率いた監督時代は、破産の危機の中で動揺する選手をよくまとめ、ラツィオでは、COPPA ITALIAを制するなど、戦術家としても優れている。 この研修を通して、卓越したロベルト・マンチーニの戦術を学ぶと共に、フロントと監督が一体となった組織改革で、名門復活を目指すインテルから多くの事を学んで来たいと思っている。 ところで、インテルの本拠地であるミラノは、私の大好きな街の一つである。何百年もの歴史に培われて来た建築物や芸術作品群、世界最先端の流行ファッション、種類が豊富で本当に美味しいイタリア料理等は余りにも有名であるが、何と言ってもサッカー漬けの生活が出来るサッカーのメッカである。ミラノには、プロチームが2チーム存在するが、ミラノを拠点として、近郊のトリノ、ブレシア、アタランタ、コモ、ジェノバ、パルマ、ボローニャには1〜2時間で行くことが可能で、他のプロチームの試合も含めて、毎週末には何試合も試合を見ることが出来る。 今回は、インテルでの研修と共に、CHAMPIONS LEAGUEやセリエAの試合も出来るだけ沢山見る事により、サッカー三昧の日々を送って来たいと思う。
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