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指導者の力量
| 2005/02/23
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特に育成年代の指導者は、常に選手の判断をスポイルしないように心掛けなければならない。 その為には、選手に判断させ、自発的にプレーさせる事が重要である。指導者の指示待ちでない、自立した選手を育成していく事は、とても大切であると考える。 指導者の中には、よく型に嵌めた指導を行い、自己満足に浸っている姿を見掛ける。しかし、大事な事は、選手の将来を常に考えた指導を行なう事である。 逆に、選手を見守るだけで、何もコーチングしていない指導者もよく見掛ける。いくら選手の判断に任せると言っても、ヒントも与えず、悪い習慣が身に付くのを野放しにしているのも問題である。 その他、練習や試合中に、絶え間なく選手のミスを叱り続ける指導者がいる。選手のミスした現象面のみを取り上げ、文句を言い続けている。これでは選手もやる気が出ない。大事なのは、何故その現象が起こったかを分析し、コーチングする事である。その為には、その現象以前のOFF THE BALLの局面が見えていないと改善出来ない。 選手を活かすも殺すも指導者次第である。日本のサッカーレベルが確実に上がりつつある今日、指導者の力量がはっきりと問われる時代になって来た。
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