代表者・ムネさんのトークサロンです。いろんなお話を書いていってもらいます。

S級コーチJリーグ実地研修報告NO2
S級コーチJリーグ実地研修報告NO1
S級コーチ海外実地研修報告NO8
S級コーチ海外実地研修報告NO7
MUNE,イタリアスプリングキャンプへ
S級コーチ海外実地研修報告NO6
S級コーチ海外実地研修報告NO5
S級コーチ海外実地研修報告NO4
S級コーチ海外実地研修報告NO3
S級コーチ海外実地研修報告NO2
S級コーチ海外実地研修報告NO1
MUNE,S級コーチ海外実地研修へ
インテルとミラノ
指導者の力量
戦術指導
チャレンジ
S級コーチ海外実地研修地決定
トレーニングでの指導者の留意点
真のプロフェッショナル
普及と強化

←次前→
戦術指導
2005/02/18
外国人コーチと話をすると、必ず日本人選手の技術の高さを褒めて来る。日本人は、何と器用でボール扱いが上手いのかと。しかし、これを鵜呑みにしてはならない。これはあくまで社交辞令であり、彼等は、なのに何故それが試合で発揮出来ないのかが疑問らしい。要は、折角素晴らしい技術を持ちながら、それを生かす戦術が伴っていないと言う事を言いたいのである。
これには、色々原因があると思うが、やはり一番の要因は、日本のサッカー界に、まだ戦術面までしっかりと指導の出来る人物が少ないと言う事であろう。私自身も長くサッカーに携わって来たが、そのような指導者は本当に少ないと感ずる。自らのサッカー経験により、技術的な指導が出来る指導者は沢山存在するが・・・。
その点、Jリーグの発足に伴い、指導者養成も大変活発化して来ている。サッカー後進国である日本が、一刻も早く世界に追い付く為には、指導者のレベルアップは必要不可欠である。
私自身も、現在勉強の真っ只中である。私は、現役を引退して直ぐに指導者になった。いきなり、将来のJリーガーを指導することになり、転機が訪れた。このまま、自分のサッカー体験だけで指導していては、レベルの高い指導は絶対出来ないと・・・。36才から指導者資格の取得を始め、幸運にも10年でS級まで辿り着いた。その間、外国にも何度か足を踏み入れ、沢山の事を学んだ。
まだまだ本当の意味の指導者への道が始まったばかりだと思っている。戦術面がきっちりと教えられる指導者を目指して、今後も頑張っていきたい。