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真備町ボランティア活動
| 2018/08/02
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全国大会のピッチ内外で多くの課題を残し福山に帰ってきたアンジュBINGOは、 「なぜか行く先々で災害に遭ってしまう」監督の豊富な人生経験からヒントを得て、 7月27日〜8月2日、先日の豪雨災害で甚大な被害が出てしまった岡山県倉敷市真備町の 災害ボランティアセンターで奉仕活動をすることにしました。
今回は現場以上に忙しく人手を必要としていたセンター内でのお手伝いをしました。 その為には、まず災害現場をきちんと目で確認して、どういう心構えが必要かを 考えてほしかったので、センターに到着する前に町内を実際に観てもらいました。
センターでの仕事は、ボランティアに来て下さった方を送り出し、 出迎えるというシンプルなものでした。 「大きな声と笑顔で知らない人に自分から話しかけること」 「現場を取り仕切る人の指示を一度でしっかり理解し、報連相をすること」 「気分や表情を絶対表に出さない」 「主役は自分たちではないことを理解しながら行動する」 ということを一人一人が場の雰囲気を感じて、考えて、行動する実践の場でした。
いろいろな大人の方々と接して、怒られ、褒められ、自分と向き合っている姿を見て、 こちらも素直に「いい選手たちだな」と思いましたし、日を追うごとに自分たちで 仕事を見つけて動けることが増え、しんどい仕事ほど自分たちがやろうとする姿勢、 センターで毎日仕事をされている方々と築かれていく信頼関係は、輪番で来る倉敷市の 方々やいろんな所からボランティアに来た多くの大人の方々を驚かせていました。
「災害ボランティアとは…」などのレクチャーから仕事に対する厳しさまで教えていただき、 初日から大変お世話になった全体指揮者の森本会長さん、日本赤十字社の加藤さん。 2人の女性の人柄や仕事に対する姿勢から選手たちはたくさんの事を観て学んでいました。 「私もピッチの中でああいう姿勢で取り組みたい」と口にする選手もいました。
帰りのバスの中では、連日の暑さ、立ち仕事や気配りの疲れ、そして一日の達成感で、 福山駅に着いても起きないほどぐっすり眠っていました。
最終日にはいろいろな方々に「明日から寂しくなる」「本当にありがとう」「また来てね」 と温かい言葉をいただき、ただサッカーの練習を一生懸命するだけでは得られなかった 大切なモノ・時間・人の優しさにたくさん触れられた一週間となりました。
そして、中学生にでもできることはたくさんある! ということを改めて実感しました。
これを今後サッカーにどう生かすか…殺してしまうのか… ここで出会ったたくさんの方々に対して、少しでも恩返しができるよう、 監督として責任もってしっかり見守りたいと思います。
------ 選手コメント;
私は今までボランティアに参加したことなく、いつもテレビ放送で見てたりして、 人事のように過ごしていましたが、今回の真備のボランティアに参加し、 「表情を顔に出さない」「人のことを考えて行動する」「笑顔であたたかく接する」ことが大切だと思いました。
ボランティアに来てくださった方々の手伝いをしている時、「ありがとう」「お疲れ様」など わざわざ笑顔で言ってくれた時はすごく嬉しかったです!!
こんな私たちに厳しくあたたかく接してくださった周りの方々にはもう感謝しかありません。 他にもサッカー以外の面で、たくさんのことに気付かされました。
今回この貴重な経験をさせていただいたので、これからの生活でも活かして頑張っていきます!!
山本 心 #9 | |