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平成22年度5月二木会
| 2010/05/13
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「四方山話(よもやまばなし)」と題して、デザイナーとして活躍されている川原信子さん(昭和38年卒)が講演を行った。 はじめに、高校時代に選択科目で書道を専攻していた川原さんがデザインの道を目指したことや東京に進学しながら住むところではないと感じて広島に就職した話、デジタル化が進み便利になったがアナログとうまく切り替えながら生活する必要があると感じていることなどを話された。 次に、ロゴデザインや2001年から手がけている福屋デパートのデザインバッグなど、私たちに身近な作品を紹介しながら、制作にあたって配慮している点などを紹介された。 続いては、2004年にパリの世界食品見本市に出展した際の話。お茶のパッケージデザインを手がけるなど意欲を持って参加したが、日本の出展ブースは低予算で工夫も少なく、他のアジア諸国と比べても劣っていた。先進国であるはずの日本が後進国に成り下がったと感じた思いを語られた。 続いて、大連にある中国初のソフトウェアのモデル地区において、漢字を用いてゾーニングマークをデザインしたことを、エピソードを交えながら紹介をされた。ちなみに、これは、昨年発足した広島アートディレクターズクラブ主催の公開審査で部門賞を受賞している。 そして最後に、東京銀座の久兵衛別館、東京ベイコートクラブで手がけた作品を紹介して結ばれた。
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