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中学校の卒業式
| 2005/03/15
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毎年出席していても感じます。やはり雰囲気が違うなと。当然で
すが、小学校のそれに比べると大人っぽいムードがあります。こ
の日のこの場に自分がどんな姿でどんな態度をとって参加したら
よいのか。卒業していく子どもたちは悩み一生懸命に準備をして
臨んだと思います。それぞれの姿はそれぞれに立派でした。群集
心理が働くような子ども集団ではありませんでした。
以前勤務していた小学校の子どもたちが、中学校を卒業しようと
していました。クラブのジュニアユースの子どもたちが学校の制
服を着て卒業証書をもらいました。
4月からの自分の進路がすでに決まっている子もいれば、入試の
発表の日を待っている子もいます。就職する子もいるかもしれま
せん。それぞれのこれからの『道』に思いをめぐらせ、3年間の
中学校生活のさまざまな出来事を思い出したのでしょう。在校生
の「贈る歌」を聞きながら我慢できずに涙を流す子どもたちを見
ました。懸命にこらえても出てくる涙。隠そうとしても、出てく
る涙は、彼ら彼女らの頬を濡らしました。その中にいつも明るく
振舞うクラブの男子がいました。手品が上手くボールリフティン
グ2000回以上のクリエイターです。将来の夢を私にも語って
くれる子です。彼の涙を見ながら私も目の奥が痛くなりました。
15歳からの数年間は、具体的な「自分探し」の旅です。今まで
ずっと同じ仲間と過ごしてきた生活から一機に「新しい未知の世
界」に入っていく子どもたちです。期待ももちろん大きいだろう
と思いますが。不安もさぞ大きいと思います。
校長先生が式辞で言われました。『自分がしてもらったか、して
もらわなかったかには敏感な日本人 人にしてあげたか、まだし
てあげていないかに鈍感な日本人』あなたにはぜひ人に対して自
分の汗を流せる人になってほしい・・・と。
あさっては小学校の卒業式です。tak,,, | |