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『減点パパ』
| 2005/02/24
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もうずいぶん昔のテレビ番組のひとつに『減点パパ』というのが
ありました。
司会役は三波伸介さん。いろいろな人(パパ)の子どもが登場
し、三波伸介さんのばつぐんのキャラで子どもなりのパパの話が
マイナス点になり、似顔絵の周りにどんどん×がついていきま
す。しかし、最後に子どもが読むパパへの作文を聞いた三波伸介
さんが感動して、パパの似顔絵に五重六重の○をつけてしまうと
いうとても人間味あふれる番組でした。
日本世論調査会による「現代親子関係調査」によると、今どきの
子どもをして親は・・・自立心にかける・自分勝手・すぐに人の
せいにするなどとマイナス評価するそうです。そして、親は、叱
ること・怒ることはあっても自分の子を【ほめる】ことはほとん
どないという結果がでています。
親が描く【理想のよい子】に自分の子を当てはめると、欠点ばか
りが目につき、100点満点からどんどん減点されていきます。
子どもは親が描く理想の存在に近づこうと努力しても、減点され
る環境からは逃れられません。いつまでたっても100点になれ
ません。減点主義では、永久に満点はでませんし、減点をさけよ
うとする子どもは、いつも大きな重荷をしょって生活しなければ
なりません。
どこからこうした【減点主義】がくるのでしょう。知識中心の偏
差値教育の是非が問われて久しい現在でも、あれができない・こ
れがだめという減点主義にそまってしまっている親が多いとした
ら、今に生きる子どもたちは大変です。
少なくとも家庭教育においては【減点主義】はにあいません。
私は今、減点主義から【加点主義】に意識改革中です。サッカー
のトレーニングにおいても、子どものよいプレイや行動をしっか
りほめるようにします。「Good job!」(グッジョと子
どもには聞こえます)と言って親指を立てたときの子どもの安心
や喜びの表情はいいものです。子どものよいところ、よかったこ
とをしっかりほめましょう。それが加点です。するとどんどん1
00点に近づいていきます。子どもは自信をもちます。・・・加
点主義のススメ・・・taki..
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