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一貫指導3
| 2006/10/20
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サッカーというスポーツのすばらしい点は、その人やそのチームの練習してきていること、またサッカー以外での生活も含めて、ゲームの中に凝縮されるとことです。
私はよく試合を見ながら、 「このチームはこんな練習をしてきているのだな」 「コーチからいつもこんなことを言われているのだな」 「この子はこんな性格だな」 など、いろいろなことを感じています。
また、高校生や大人の選手を見ながら、 「この選手はこういうコーチを受けてきたんだな」 「こんなことを大切にしてきたんだな」 「このことは教えてもらってないんだな」 など、いろいろなことが見えてきます。
小学校1年生から大人まですべてのカテゴリーを見てきて、選手としての一番のターニングポイントは、「中学1年生から2年生」です。 つまり、男性ホルモンが急激に出だすときまでに、前回述べたサッカーの基本的なこと(技術面、精神面も含めて)を獲得しているかどうかがポイントです。それまでとそれ以降では、改善すのに倍以上の時間がかかります。 逆に言えば、中学1年生までならまだ間に合います。
2番目は、「小学3年生から4年生」と思っています。日本サッカー協会ではゴールデンエイジ(小学5〜6年生)と言っていますが、私自身はもう少し早いように感じています。 それは、技術を獲得する前の「身体を思うように自分で動かせたり」「ボールや相手との関係がうまくとらえることが出来る」いわゆるコーディネーション能力がないと、いくら練習してもなかなか上手くなりません。
でも最近すごく驚いていることがあります。今年から大人のチーム(FCバレイン下関:下関社会人選抜:バレインはフランス語でくじら)をみていますが、週1回の練習で10ヶ月くらいですが、みんなすごく選手として成長し、ずいぶん上手くなったし、チームとしても強くなりました。
人間上手くなりたい気持ちがあれば、いつまでも成長します。
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