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宮本亨2
2006/11/28
 私自身、中学の情報は結構持っていた方ですが、彼のことは中央に入学するまで知りませんでした。当時、東部中学校の中川先生から「いい子ですから、お願いします。」と言われたのを覚えています。

 彼自身、小学校低学年から剣道をやっていて、5年からサッカーを始めたそうで、その当時でも遅い開始でした。中学ではMFかFWをやっていたそうですが、どうにか下関市中学トレセンに選ばれたそうです。そこではMFやFWでは試合に出られそうになかったのでDFをしたそうです。でも、毎年山口県トレセン(各学年30名)は受けていて、毎年落選していたそうです。

 高校に入ってきて、第一印象は「元気のいいやつだな」という感じでした。入学してからは、外周5週(3000m走)、50m走、リフティング(5種目)と毎日のように計測とトレーニングです。

 高校の山口県トレセン(各学年15名)の基準を示していたのですが、最初はできなかったものが2ヶ月後にはほとんどクリアしていました。長い練習が終わってもその後更に一人で走っていました。運動能力的には「まあまあ」ですが、そんなに飛び抜けてはいませんでした。サッカーのセンスは「まったくたいしたことない」のレベルで、同じ学年でも彼より上手い選手はたくさんいました。

 入学して6月にあった山口県トレセンの選考会に本校から彼を含めて2・3名受けました。彼は自分から「是非受けたい」と言ってきました。記録的にはクリアしていたので、OKを出しましたが、「ゲームで声ぐらい出さんといけんぞ」と一言付け加えました。

 選考会では、午前中の技術・体力の記録はクリアして、午後からゲームを見てもらえました。ポジションはDFでしたが、ゲーム内容はさんざんでした。

 私はその当時「山口県高校トレセンのスタッフ」でしたので、選考に加わりました。前年度(中学時代)トレセン選手から次第に決定していき14人目まで決まり、後一人がなかなか決まらずいたところ、誰かが「中央の宮本って下手やけどむちゃくちゃ声だしとったし、クーパーかなり走っとるけん、こいつでえんじゃないん」の言葉で、15人目の山口県トレセン選手になりました。

 7月に第1回目のトレセン練習会があり、「ああやっぱり下手だなぁ」、「しっかりこれから練習せんと、来年の選考会じゃあ合格できんなぁ」とつくづく感じました。