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指導者とは1
| 2006/11/04
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私自身、指導者はいろいろな意味で「監督」と「コーチ」に分かれると思います。また、その違いは非常に大きなものがあると思います。
広瀬一郎の「スポーツマンシップを考える」ベースボールマガジン社 で、フランスワールドカップ予選中に加茂監督から交代した岡田監督の談話の中で、
「監督とコーチの違いは、コーチと選手の違いより大きい」とあります。
それは、勝負の世界でより多くの人の思いがあるとき、監督は勝敗に対して責任をとらなければならないからです。
私自身、95・02年度の2回山口県国体高校選抜の監督をしましたが、県内各高校の優秀選手を預かり中国予選(ミニ国体)を闘うわけですが、中国5県でリーグ戦を行い、そのうち3県が本国体に出場できます。そのとき「出場できるかどうかの勝敗」に対して、自分のチームが決勝を戦う以上のプレッシャーにおそわれました。どうにか2回ともクリアーしましたが、逆にその分歓びも大きいものです。コーチとしても何度も国体にかかわりましたが、それとは全く違うものでした。県代表でこんなんですから、国を代表して闘う監督のプレッシャーは私の想像を遙かに超えたものだと思います。
つまり、「監督」とは、勝負に対する責任者であるといえます。
では、「コーチ」はどうでしょうか?それは次回考えてみましょう。
ところで、前述した本は「スポーツとは何か」をしっかり記述したものです。是非ご一読ください。
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