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三浦淳宏選手
| 2006/12/26
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私は、ヴィッセル神戸の三浦淳宏選手がとても好きになりました。
先日のアビスパ対ヴィッセルの入れ替え第2戦を博多の森に観戦に行った話しを前回しました。
またその結果、アビスパのJ2降格、ヴィッセルのJ1昇格が決定しました。
その瞬間のことです。
アビスパの多くの選手はグランドに倒れ込み、ヴィッセルの選手はベンチに一目散に走り込みスタッフやサブメンバーと抱き合っていました。サテライトの選手も全員来ていました。
その中で、たった一人「三浦淳宏」選手だけが、勝った瞬間から何分もかけて、倒れ込んでいるアビスパの選手に近づき一人一人に声をかけ、背中をたたいて励ましていました。本当に長い時間でした。
彼はキャプテンでもありましたが、「真のスポーツマン」を見た思いがしました。
ヨーロッパでは、「スポーツマンシップ」を「Good Loser」(直訳すれば、良き敗者)という言葉に置き換えられることが多い。
この言葉を私自身完全に理解できているわけではないが・・・勝っても負けても相手を尊重し、良く戦ったと胸を張れる人、勝ったときGood Loserに対する思いやりを持てる人が、真のGood Loserになれる。だから、Good Loserになれる人は、本当に素晴らしい勝者にもなれる。おごりがなく、いつも相手の立場を思いやれる。
試合の激しさもすごかったし、宮本選手の頑張り、負けた悔しさ、それ以上に三浦選手の行動を見て、本当に胸が打たれ、試合を見に来た価値があったと感じました。
「スポーツマンシップを考える」 広瀬一郎 ベースボールマガジン社 前にも紹介しましたが、指導者に是非読んでもらいたい本です。 | |