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高円宮杯 B
| 2009/10/02
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ところで、私が本格的に再度「セイザン」に深く関わったのが、7年前です。
まず「U12」の監督をしました。そのときの6年生が、今高校3年生になっています。その中にもかなり上手い選手が多くいて、たくさんの高校で中心選手になっています。
しかし、あまり多くの選手が「U15」に上がらず、中体連で活動した選手もいました。まだまだ一貫指導体制になっていませんでした。
それから5年間「U12」の監督をやり、2年前から「U15」の監督になりました。
そうは言っても、常に小学1年生から中学3年生まで、またレディースも含めて全てのカテゴリーに顔を出しています。
今の中学3年生・2年生の年代は「U12」から引き続き「U15」でも深く関わった年代で、まさしく、私自身で「一貫指導」したと言えます。
この間、2つの大きなテーマを持ってやってきました。
@ 厳しくディフェンスさせる → 精神的に「闘える選手」にする。どんな選手も甘えを許さず、しっかりボールに寄せハイプレッシャーな状態をつくる。転けてもすぐに起きあがり、ボールを奪いに行く。(守備への切り替えの速さ) → ディフェンスが厳しい環境の中で、攻撃の改善もできる。
このことにより、チームとしてのディフェンス力もついてきて、「少々のチーム」にも闘えるようになります。
しかし、それ以上に一人一人個人が「闘う習慣」を身に付けておかないと高校年代以上ではなかなか改善できません。その意味では「U15」が一番重要な年代です。
また、「体力」的にも大いにプラスになります。速くアプローチし相手に対応することで、ステップワークやターンといったアジリティ(敏捷性)能力があがる。それ以上にゲーム中最後まで頑張ってディフェンスすることで心肺機能が鍛えられ持久力がアップする。持久力は「U15」の年代を逃すとダメだと言われています。
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