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試合の後半にバテない為の工夫
| 2004/12/13
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栄養素の中でも、サッカーのプレーに最も関係するのが糖質である。糖質は、ごはん等に多く含まれているが、それがグリコーゲンに変化し、筋肉の中にエネルギー源として保存される。しかし、試合後半になり、このグリコーゲンが枯渇して来ると、選手の動きが鈍くなる事が知られている。 その対策として、試合の2日前から糖質を沢山含んだ食事をする事、又、ハーフタイム時に水分補給を兼ねて糖質を補給する事等が言われている。 前者は、グリコーゲンローディングと呼ばれ、多くのスポーツ選手が行なっている食事方法であり、体内に出来るだけ多くのグリコーゲンを補充して、試合に臨む事を指している。後者は、後半に向けてのハーフタイム時に、エネルギー補給系のスポーツドリンクやオレンジジュース等(コップ1〜2杯程度)から糖質を補給する事を指している。 しかし、いくらこのような対策を行なったところで、基本的なスタミナが不足していては何にもならない。 そこで必要となって来るのが、有酸素性トレーニングである。これを続けると、身体が活動のエネルギー源として、脂肪を多く使うようになり、グリコーゲンの消費が抑えられるので、バテる迄の時間を延ばす事が出来るのである。有酸素性トレーニングは、身長が伸びる成長期の選手には特に必要なトレーニングである。インターバル形式を用いて、個人でも簡単に取り組めるので、積極的に取り入れる事を推奨する。
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