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背が低いサッカー選手の生きる道
| 2005/01/10
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ここ数年、Jリーグ選手の平均身長は、約177cm。日本代表選手の平均身長が、約179cmである。世界に目を向ければ、もっと高い事になる。 サッカーでは、ヘディングの競り合いやショルダーチャージ等で、身長が高い選手の方が有利なのは当然である。 では、背が低いと通用しないのか?全くそのようなことはない。世界的な名プレーヤーでも背の低い選手は沢山存在する。マラドーナ、バッジョ、オーウエン・・・等々。ここがサッカーの大きな魅力の一つであるように感じる。 結局、背が低い選手は、低い事を特長にして頑張れば良いのである。背が低い選手の有利な点は、止まった状態からの急な加速、走っている状態からの急なストップ、反転や方向転換等、より素早く出来る所である。従って、素早いステップワークや、ターン動作等の身のこなしを良くするものを徹底的に行ない、その動きに誰もついて来られないようにトレーニングを積むべきである。又、背が高い選手より、重心を低く取る事が出来る為、ボールタッチ数を増やした巧みなドリブル等に磨きを掛けるのも良い。キックの種類や精度を高めて、フリーキックやコーナーキックのセットプレーのキッカーとして力を発揮する事も可能である。 私のサッカー観としては、同じような選手が11人集まっても何の面白みもないと常々考えている。違う個性の選手が色々と工夫して、チームが構成される事が、サッカーの醍醐味であると信じて疑わない。
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