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ポジション別必要能力〜GK〜
| 2005/01/23
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GKの仕事は、何と言っても相手のシュートを味方ゴールに入れないように防ぐ事である。シュートのボールスピードは大変速いので、素早い反応が必要である。人間が物を見て動き出す迄の時間(反応時間)は、一般成人で0.3〜0.4秒位掛かると言われている。トレーニングで0.1秒位は短縮する事が可能であると言われているが、それ以上はほとんど不可能に近い。その為、GKは、相手を十分に研究し、予測能力を高めておく事が必要である。 又、GKは、シュートコースを読んで素早くステップを踏んだり、ジャンプしたりしてボールをキャッチ又はパンチングしなければならない為、高いレベルの瞬発力が必要である。高いレベルの瞬発力があれば、ぎりぎり迄相手選手の体勢を見極める事も出来るようになる。 次に、現代のサッカーでは、味方選手同士がお互いの距離を短く保つ事で、全体をコンパクトにする戦術が多く取られている。この戦術により、守備の時には素早いカバーリングが出来、攻撃の時にも素早いサポートが出来る。全体をコンパクトにするには、DFラインを押し上げるが、その分DFとGKの間に大きなスペースが出来てしまう。このスペースをカバーするのがGKの役割である。かつてのスイーパー的な役割が求められる為、フィールドプレーヤーとしての技術・戦術が必要不可欠である。 その他、フィールドプレーヤーと同様に、ダイレクトプレーの意識を持つ事や、最終ラインからのコーチングは大きな武器となる為、GKには強いリーダーシップが要求される。
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