|
フィジカル
| 2004/12/14
|
---|
フィジカルは、サッカー選手が身に付けていなければならない重要な要素の一つである。一言でフィジカルと言っても、単に身長について言う場合もあれば、スピード・スタミナ・パワー等の運動能力について言う場合もある。幅広い意味で使われている。 いずれにせよ、日本人はこのフィジカルが世界の中で非常に劣っている。2002年のワールドカップでは、日本代表の平均身長は178.7cmで参加32ヶ国中25番目、平均体重は72.2kgで、何と30番目である。身長もさる事ながら体重が軽い事は勝負をする上で大きなマイナスとなる。海外を経験した選手なら、必ず外国人選手の当たりの強さにびっくりしたはずである。スタミナや敏捷性については、日本人選手の方が優れている場合も多いが、所詮パワーがなくては対等に戦えないのである。 その為には、パワーの源となる筋肉の量を増やし、体重を増やさなければならない。食事の見直しも必要であろうし、当然フィジカルトレーニングも必要になって来る。 残念ながらこれまで日本は、この分野に対する知識を持った指導者が少なく、専門のフィジカルコーチの数も少なかった。しかし、今後は指導者は勿論の事、選手一人一人がフィジカルについて、本気に考えていかなければならない時期に来ている。世界のトップ10入りを目指す為にも・・・。
| |