代表者・ムネさんのトークサロンです。いろんなお話を書いていってもらいます。

ユース年代における「プレーヤーズファースト」
ポジション別必要能力〜GK〜
ポジション別必要能力〜DF〜
ポジション別必要能力〜MF〜
ポジション別必要能力〜FW〜
背が低いサッカー選手の生きる道
新年のご挨拶
アイシング〜A疲労回復の為に〜
アイシング〜@外傷や傷害等のケガに対して〜
スタミナ向上
有酸素性能力と無酸素性能力
フィジカル
試合の後半にバテない為の工夫
1日4000Kcal
朝食の必要性
OFF THE BALLの局面の重要性
S級コーチ講習会報告NO13
S級コーチ講習会報告NO12
S級コーチ講習会報告NO11
S級コーチ講習会報告NO10

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有酸素性能力と無酸素性能力
2004/12/15
我々人間は、有酸素性機構と無酸素性機構(非乳酸性機構・乳酸性機構)を持ち合わせており、状況に応じて使い分け、筋肉を働かせて運動している。
有酸素性機構は、パワーは小さいけれども長時間続ける運動の時に働く。又、無酸素性機構(非乳酸性機構・乳酸性機構)は、大きなパワーで短時間しか出来ない運動の時に働く。
サッカーにおいて言えば、例えば、ダッシュの後にゆっくりジョグをしたり、試合中休まずに走り続ける場合等は、主に有酸素性機構が働いている。数秒間で終了してしまう瞬間的なダッシュやシュート、ジャンプヘッド等は、主に非乳酸性機構が働いている。又、10秒から1分間位続く運動で、守備でプレスを掛けて連続的にボールにアタックする場合等は、主に乳酸性機構が働いている事になる。
サッカーの試合では、有酸素性機構が98%働き、無酸素性機構は僅か2%しか働かない。
この数値から言えば、先ずは、有酸素性能力、即ちスタミナ(持久力)が重要と考えられる。
しかし、サッカーのレベルが上がる程、無酸素性機構の働きの割合が増える事が報告されている。つまり、基本的な能力としてスタミナが重要であるが、更にレベルアップする為には、一瞬相手より早くボールを触ったり、瞬間的なダッシュで相手を抜き去る事も必要になって来る。
よって、日常のフィジカルトレーニングを考える場合には、重要性は、有酸素性、無酸素性の順になるが、それぞれの能力をバランス良く強化する必要がある。