50(フィフティーズ)の落書き帖

雑記帖123(旧道・・バス・・気くばり・・・)
雑記帖122(春ポカポカ、真昼の夢・・・)
雑記帖121(広島北ロータリークラブ例会にて・・・A)
雑記帖120(広島北ロータリークラブ例会にて・・・@)
雑記帖119(サクラ色・・・)
雑記帖118(弾ける・・・)
雑記帖117(子どもたちは・・僕の時代は・・)
スクラップ帖116(中田英寿選手の引退・・・)
スクラップ帖115(ワールドカップドイツ大会日本代表・・・各紙から・・・)
スクラップ帖114(「子供のため」の矛盾ー祖母井 秀隆氏の記事から・・・)
スクラップ帖113(ワールドカップーオーストラリア戦・・・)
スクラップ帖112(雑感・・・サッカー選手である前に・・・)
スクラップ帖111(夢・・・数学者の秋山仁さんー子どもと職業より・・・)
スクラップ帖110(詩人・坂村真民先生の「あとからくる者のために」・・・)
スクラップ帖109(雑感・・・あっちこっち・・・)
スクラップ帖108(寺西レポート・・・平成4年広島県高校総体決勝ー国泰寺対沼田より)
スクラップ帖107(ワールドカップドイツ日本代表メンバー発表・・・)
スクラップ帖106(脳科学者、茂木健一郎氏ーボイス2006.2月号から・・・)
スクラップ帖105(藤原正彦氏ー2003.9.28産経新聞の随筆より・・・)
スクラップ帖104(雑感・・・新聞の社説ー教育基本法ーから)


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雑記帖122(春ポカポカ、真昼の夢・・・)
2007/03/25
広島市民球場がサッカースタジアムになったらとまた夢にでてきました。
カープの試合を、毎年ここで一年間のうちのほぼ最初で最後、だいたい5月の連休に日中日向ぼっこのなかで観戦しています。
観ているうちに栗が逆さまになったようなかたちのグランドは、105×68Mの正規のサッカーグランドに伸び縮みして、観覧席はガチャガチャと長方形のグランドをきれいに取り囲むように動き出しはじめます。
野球もいいけど、やっぱりサッカーは堪らないのであります。
宇宙遊泳のときに身に着けるようなビールタンクを背負ったアルバイターから、シューッと注がれた生ビールを日差しの中で飲みながら「真昼の夢」を見ているのです。いいですね・・・。

サッカー観戦でいつも残念なのはあの陸上のトラックがもたらす「壕」の隔離感で、テレビで見ているような感覚になり、空気というか、なにかどうも物足りません。そこは何といっても「○○陸上競技場」ですからしょうがないですね。
すいません。野球も陸上競技も嫌いではありませんよ。

スタジアムというと、何故か立派なものにしなくてはとみんなが考えます。素敵なスタジアムというのは、観客にとってあの空気を満喫できる場所。出来たら雨も避けられる。15,000人で満員御礼。選手は囲まれたスタンドに一杯の観客を見て元気のいいプレーを連発。それを観て大いに沸きあがる。いい空気が充満する。

メインスタンドの上の方を見てみると、小さなBOX型の部屋がずらりと並んでいます。前面がガラス戸になっており試合前から気の合う仲間が出入りしています。中を覗いてみると、手に手にワイングラスを持ってオードブルを摘まみながら会話が弾んでいます。選手のウォームアップを部屋の中から観ながら、いよいよ試合が始まると外に出て試合観戦となります。タッチラインがすぐ目の前にあって、芝と汗のにおいがスタンドにも届いてきます。ハーフタイムとともに再び部屋に戻りまた一杯となる。

試合が終りました。仲間たちは、みたび部屋に戻りましたが、何故か裏側に消えていきました。裏にもドアがあったのです。なんとここを出てみると裏側は一本の通路となっていました。先にはトイレがありさらにその奥には大きな部屋がありました。

ここにもお酒とつまみが準備されており、たくさんの人がワイワイやっています。各BOXの部屋からここに集まってきていたのです。しばらくすると、チームのスタッフがやってきました。そして着替えを終えたわれらが選手の登場となりました。お目当ての選手を囲んで子ども連れの親子が、スタッフと真剣に今日の試合を話しこんでいる紳士が、ここには愉しい空気が部屋一杯に充満しています。


要塞のような立派なスタジアムでなくても、こんな素敵な「街」のスタジアムが、「紙屋町」に出来ないかなと、またまた生ビールを日差しの中で飲みながら「真昼の夢」を見ているのです。