寺西 忠成氏は膨大なレポートを私に残して逝ってしまわれた。
平成4年7月23日付のものから・・・
『 X . Y. 理論
デ.マクレガーと云う先生は云っています。
X理論 「人間は本来仕事は嫌いで命令されなければ働かず、責任をとることに逃避的なものである。」 と
Y理論 「人間はもともと働くことに喜びを持ち、困難な目標に対しても積極的に取り組むものである。」 と
さて君達はどちらなのでせう。X理論人間ですか。Y理論人間ですか。自主性のあるY理論の人間が管理されるとき、ゲームは本当に強いのです。
東洋では孟子と云う先生が、性善説、性悪説を唱えています。
楽しむこと
楽しむとは愉快で気持がよいことです。
スポーツをして楽しむということがあるのでせうか。
アメリカのジュニアー選手のコーチングマニュアルには
「勝利即ち勝つための努力は、競技を楽しむための本質的なものなのです。
勝つために努力せずにスポーツをするのは、不正直なスポーツマンです。」と書いてあります。』
文責 寺西
「自主性のあるY理論の人間が管理されるとき、ゲームは本当に強いのです。」というところを考えてみなければいけないだろう。
「努力」もまた、「毎日小さな工夫をコツコツ積み重ねていく、ちいさな仕事の大切さ」ということであり、「小さな努力の積み重ねを習慣化させていく」ことであろう。
つまり、「いかにやらせるか」・・かということに戻ってくるのである。
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