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| １５歳で「社会人」になる人もいる・・・・・・・ | 2005/03/07 |
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| 明日は県立高等学校の入学試験です。１５歳にしてはじめて体験 する競争試験です。選ばれるか選ばれないかの大変な試験日で す。時節柄、体調の悪い受験生も多いかと思いますが・・ぜひ全 力で難問に対応してほいいと思います。 県立高等学校の入学試験が行われる２日間、高等学校に進学せず 専修学校へ行ったり就職する中学校３年生を集めた【新就職青年 研修】という事業が開催されます。市町村連合会が主催団体です が、それぞれの教育委員会の担当者と教育事務所が主管します。 私は、この新就職青年研修会に何度も関わりました。理由は、私 が教育事務所に勤めていたからです。 昔は相当数の生徒が参加していました。１泊２日の宿泊研修に男 女２０名くらいが参加していました。いろいろなことがありまし た。でも、解散集会では、涙をながしてお別れすることもありま した。１５歳にして社会人になることの大変さとかすばらしさと か、いやそんなきれいごとではないものが子どもたちの後ろ側に みえてくると、いろいろ考えさせられたものです。 近年はその研修会に参加する生徒が激減しました。いわゆる就職 していく生徒が少なくなったこともひとつの理由ですが、研修会 そのものに参加したくなく拒否する生徒も増えたのです。 私が今思い出せる人はそんなにたくさんいません。職業訓練校に 入学して大工を目指すんだといった男子生徒、京都にいって舞妓 さんになるんだという女子生徒、料理人になりたくて広島の料理 屋に就職して調理師学校へいかせてもらうんだといった男子生 徒・・・地元の中華料理店にで働くことに意欲をもっていた男子 生徒とさまざまでした。 ほとんどの中学３年生が当たり前のように高等学校に進学する今 ですが、はっきりした目的意識をもって【就職】する人たちの未 来に幸あれと祈りたいです。 私が中学生のころは「集団就職列車」に乗って関西方面に出て行 く人がとてもたくさんいました。残念ながら当時の私にはあまり 意味がわかりませんでした。はずかしい話です。学校に赤ちゃん をおんぶして来る同級生、農繁期には”特別休暇”をもらってい た同級生が何人もいました。当時の私には不思議なことでした が・・・ 明日、今年も「新就職青年研修会」が開催されるのでしょう。私 はその事業には参画できませんが、遠くからエールを贈りたいと 思います。自分の描く未来像があるなら、それに向かってまっし ぐらに進んでほしいと。自分の意に反してのことなら、新しい自 分の「居場所」を見つけ、新しい目標を見つけてまっすぐに歩い てほしい・・・と。tak//// | |