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「宿泊遠征」の成果のひとつを子どもの作文に見る
| 2005/03/13
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「ぼくは、初めての遠征でとてもたのしみにしていました。出雲
ドームはサクラドームとちがってすごく大きかったです。クラブ
の人とは練習では少ししか話さなかったけど、試合のあともいろ
いろ話せました。試合のときは積極的にいけて、入らなかったけ
どシュートも打てました。クラブの人と前よりも仲良くなれたの
でよかったです。」
これは、遠征に初めて参加した4年生の作文の一部です。通常の
トレーニングの中でも「仲間づくり」を場作りにおいてしている
つもりですが、遠くへ行く・仲間と長い時間を共有する・いっし
ょに泊まるなどの生活体験の中で、この子も『人』を知り、理解
し、共同生活の楽しさを体感したのでしょう。これこそ、サッカ
ーというスポーツを媒介にした子どもたちの生活体験だと思いま
した。
入会説明会である保護者の方が話されたことを思い出します。
「いろいろな人に接してほしい。いろいろな学校の人と友だちに
なってほしい。」
『子どもたちのひとり化』が教育の世界で問題にんされる時代で
す。たくさんの小学校に通っている子どもたちで構成する私たち
のクラブにおいて通常のトレーニングでの人間関係づくりのため
の場作りをこれからもっと強調することと共に、保護者のみなさ
まの理解と協力を得た上での『遠征』活動をもう少し考えてみた
いと思います。
この作文を書いた子は、とてもよい時間と体験をもったのでしょ
う。この体験は本人の人間関係づくりにおいて必ずプラスに働く
ことでしょう。
tak@@ | |